残業時間を減らす交渉

残業から脱出するには?
時には交渉することも必要

時には交渉することも必要

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仕事を見直そう

心身ともに健康的な生活を送るためにはワークライフバランスが重要であり、仕事を頑張るとともに余暇や家族と過ごす時間、また休息を取る時間の充実をはかることが重要です。そのためにも過剰な残業をしてしまい、疲労をため込んだりプライベートの時間を失ったりしている場合はその状況の改善を図った方が良いでしょう。そしてこのような場合の現状改善策の1つとしてとても重要になるのが、仕事内容自体の見直しです。
例えば1日の間に取り組むべき仕事、1週間の間に取り組むべき仕事、1ヶ月の間に取り組むべき仕事を書き出してみてください。そしてそれらの仕事にかかる時間を計算した場合に、きちんと所定の労働時間内に終わるように収まっているでしょうか。基本的な労働時間はフルタイムの方の場合1日に8時間であり1週間で40時間、1ヶ月でも休日などを考慮すると160時間ほどしかありません。そしてこの時間内に明らかに収まらない量の仕事を抱えているのであれば上司や同僚に相談するなどして仕事を見直すべきなのです。

上司や人事への交渉

こうした場合にはやはり話の本筋として直属の上司に相談をするのがまずは望ましいと言えるでしょう。上司はあなたが過剰な仕事を抱えてしまっているという事実に気づいていない可能性もあり、もしそうなのであれば現状を共有してSOSを送ることが大切になります。しかし上司があまり良い人でない場合は、話を取り合ってくれなかったり真面目に相談に乗ってくれなかったりするかもしれません。そうした場合には2つの方法があり、1つはさらに上の上司に相談したり人事やコンプライアンスを担当する部署に相談したりすることです。直属の上司が動いてくれなくともそうした方々であれば権限も大きいですし助けてくれるかもしれません。
またその他に自分1人ではなく同じような状況にある同僚と協力して一緒に相談を持ちかけるという方法もあります。この場合1人の意見ではなくみんなの意見になるため言葉の重みや説得力が大きくなります。

転職を検討する

もし上記のような交渉を行って上司も会社も取り合ってくれない場合は転職を検討した方が良いかもしれません。転職に関しては今の職場にも愛着があったり、良い転職先に巡り会えたりするのかという不安もあったりするでしょう。しかし、転職以外に現状を解決する手段がないのであれば身体や精神の健康のため、また家族と過ごしたりする時間を確保するためにも仕方ないのです。
なおその場合に未払いの残業代などがあるようであれば労働基準監督署に頼ってでもきちんと払ってもらいましょう。

2016/11/03