事務作業に時間を取られる飲食店店長
残業の多い飲食店店長
残業が多い代表的な職種として飲食店の店長があげられます。特に自分自身がオーナー経営者というわけではない、雇われ店長の立場の場合は労働時間や残業時間の長さは酷いものがあります。また飲食店の店長の辛いところは、一般的な休日である週末や祝日などはお店のかき入れ時になるためまず間違いなく休めないところです。そのため学生時代の友人や家族とも疎遠になっていってしまうのでとても孤独を感じやすい環境へ追い込まれてしまいます。
当然ここまで忙しいとプライベートな時間を持つことが叶わないので、恋人を作ることも難しくなってしまいますし、独身のまま結婚できない方も大勢います。
365日24時間営業
どうしてここまで飲食店の店長が忙しいのかと言いますと、大きな原因の1つとして飲食店の場合休店日がほとんどないことです。個人経営のお店であれば一週間の中日にあたる水曜や木曜を休みにしているお店、あるいは週初めの月曜や立地によっては日曜日を休みにしているお店もたくさんあります。そのためオーナー経営者の立場であれば休みなしというふうにまではなりません。しかしチェーン展開しているお店に勤務する店長の場合はそうはいきません。
まずチェーン店のファーストフードショップや居酒屋などは365日、年末年始やお盆の時期まで含めて営業しているお店がたくさんあります。さらにファミレスなどの場合は24時間休みなしで営業しており、ファミレス以外の業態のお店もチェーン店の場合営業時間が長めです。そのためそもそも休みが取りづらいという状況に追い込まれてしまいますし、営業時間が長いために残業も多くなってしまうのです。
事務作業で忙殺される
また飲食店の店長が忙しい理由は上記のようなお店の営業形態以外に、仕事の多さもあげられます。当然飲食店の店長としてホールと厨房両方の管理、また必要な人材の採用と教育など行うべき仕事はたくさんあるのですが、他に重要な仕事としてレジ金の管理や本部への報告、その他備品管理などの事務作業がありこれがとても忙しいのです。特に本部からの監視が厳しい飲食店の場合、届いているメールの対応だけで平気で1日に何時間もかかってしまいますし、もしレジ金の不一致などがあった場合はその対応に追われて何時間も経ってしまいます。
人がいないと休めない
また飲食店の店長の辛いところはお店の責任者であるため、現場の人員が揃っていなければ自分が休むわけにはいかないことです。社員であれバイトであれ急な体調不良などで出られなくなってしまうことは生じてしまいますが、そうした時に店長が穴を埋めるしか無く休みが潰れることも良くあります。
2016/10/25