働きすぎる日本人
日本は残業が多い
とても残念なことに、今日本で働くということは経済的にも身体的にも精神的にもとても大変なことと言えるようになってきてしまいました。なぜなら現在の日本社会で日本人を取り巻く労働環境は悪化してきており、賃金が増えないにもかかわらず残業時間がとても増えているからです。
日本人の残業時間の多さは数字でも確認されており、日本人の平均的な会社員は1週間に50時間以上も働いているという結果が出ているのです。もし一般的な完全週休2日制、1日8時間という労働条件であれば平均で週に10時間も残業していることになり、これは先進国の中では非常に高い数字です。
またのその他にもどの程度の人が22時頃まで働いているのかという調査があるのですが、その調査では日本人はなんと4人に1人が該当してしまっているのです。他の先進国であればこの数字は5人に1人であったり10人に1人だったりするので、日本の状況は突出していると言えるでしょう。
産業で蝕まれるもの
そもそも残業がなぜ問題かといえば過度の残業は間違いなく身体に悪いからで、過労死という言葉も世の中に存在します。人間20代や30代など若いうちであればある程度の無茶もきくので、それほど残業時間が長いことに関する身体的な問題は感じないかもしれません。しかし残業時間が長ければ仕事のストレスにさらされる時間も長くなり、逆にリフレッシュのための余暇の時間や身体を回復させるための睡眠の時間は短くなっていきます。こうしたことの積み重ねは40代や50代になってから身体に出てくるため、若いうちから健康には気を配らなければなりません。
また残業時間が長ければ当然家族や友人、恋人と過ごす時間も短くなってしまいますし、その状況が続いてしまえば途切れてしまう関係も出てきてしまいます。そうなってしまっては友人や恋人のいない孤独な人生を歩むことになってしまうのです。
残業は減らせる
このような状況に流されるように従っていてはいけません。なぜなら個人の努力で残業を減らすことはできるからです。まず今の職場のままでも自分自身の努力によって今まで以上にタイムマネジメントに力を入れたりすることで仕事が効率化される可能性があります。またそれでも難しいという場合も、上司や会社と相談し仕事量自体を減らしてもらうという手もあるのです。そして、いよいよそうした手段が難しいという場合は、転職によって残業の少ない職場へと移るという手もあります。
当サイトでは特に残業の多い注意するべき職業について、また残業が多い場合の対処法などに関する情報提供をお届けしています。
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2016/11/10