徹夜が当たり前の広告代理店営業
広告代理店の仕事
学生の就職人気ランキングでは上位に食い込むことの多い広告業界ですが、この業界の仕事は華やかな反面忙しく残業も多いことで有名です。確かにテレビCMの作成や広告紙面の作成、また広告や広報のためのイベント開催など、広告代理店の営業の仕事には華やかな側面が沢山あります。しかし基本的にそうしたクリエイティブに関する仕事というのは満点や限界がなく、こだわればどこまでもこだわれる世界のため仕事が大変になりがちなのです。
月の残業時間が100時間を超えるようなことも決して不思議ではありませんし、場合によっては徹夜もあります。長時間労働に慣れた業界なので早く仕事を終わらせて早く帰る人が偉いというような考え方を持った人もほとんどいません。そのため多少仕事を早く終わらせたとしても帰りづらい空気を感じてしまい、ついつい長居をしてしまうというところもあります。
締め切りのプレッシャー
広告業界の仕事が忙しい理由としては常に締め切りのプレッシャーに追われ続けるためとも言えるでしょう。クライアントがあっての仕事になりますので、締め切りに関してはなかなか融通を利かせることができません。そして限られた時間の中で良いアイディアを出してクライアントが満足するような広告プランを作成し、実制作も終えなければならないのです。限られた時間の中でアイディアを出さなければならないというプレッシャーもありますし、時間や予算の限りがある中でCMや広告紙面などの製作物を完成させなければいけないというのも大きなプレッシャーになります。製作の過程ではどうしてもイレギュラーの事態が生じるため、それらの対処にも追われてしまいます。
クライアントの体制不備
またこれは広告代理店の営業に限らないことかもしれませんが、基本的にクライアントが絶対の存在になるビジネスモデルのため、クライアントの言うことには逆らえません。会社の立場が弱ければ無茶な要求にも多少無理してでも応えなければならないのです。
無茶な要求以外にも困ったこととして、クライアント内の体制不備によって要求が2転3転することも珍しいことではなく、そうした時は流石に参ってしまいます。場合によってはこれまで行ってきた広告のためのプランニングや製作過程が無駄になってしまうかもしれないからです。また要求の変更以外にクライアントに依頼していた資料や必要情報の提出をクライアントがなかなか行ってくれず、時間ばかり浪費してしまうというのもよく起きてしまう出来事です。
広告代理店の営業はこのような理不尽にも耐えながら広告の成功のために奮闘しなければいけません。
2016/10/29